組織中に少数存在する細胞をその蛋白・遺伝子発現を指標として効率よく分離し、性質を迅速に同定する方法としてFACS-mQのプロトコールの改良に取り組み、固定液にメタノール/PEGの混合物を使用すること、dithiothreitol(DTT)、RNase Inhibitorを適切なタイミングと濃度で使用することにより、検体を-80Cで長期保存することを可能とし、またFACSでの分離後も高品質のRNAの回収を可能とした。この改良法によりT7増幅、Ribo-SPIA増幅等の使用が可能となり、少量の細胞からでも遺伝子発現プロフィールの解析ができるようになった。
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