活性化血小板マイクロパーティクル(aPLT-MP)は血栓形成や炎症促進に強く関与するが、確立した測定系やメカニズムは明らかでない。我々は各種血小板関連抗体を用いたELISA法でaPLT-MP定量の開発と血栓形成促進作用の解明を試みた。健常人13例と患者検体178例のクエン酸Na血漿を用いた。 aPLT-MP ELISA法は、4種の一次抗体と8種の二次抗体で検討した結果、一次抗体に抗AnnexinV抗体、二次抗体に抗GPⅠb抗体が最も感度、特異性、再現性が良かった。健常人aPLT-MP値と患者aPLT-MP値に有意差は無かったがaPLT-MP値へ影響を与える因子として不整脈と抗凝固薬が抽出された。
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