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プレガバリン・ガバペンチンは、カルシウムチャネルのα-2-δサブユニットを阻害することにより、鎮痛効果を発揮していることが示唆されてきている。プレガバリン・ガバペンチンは、脊髄後角における侵害刺激伝達をモデュレーションすることにより、鎮痛効果を発揮することが報告されている。しかしながら、これ機序以外に青斑核を介する機序が報告されている。α-2-δサブユニットの発現に関して、上位中枢ではほとんど報告がないことが現実である。この研究では、上位中枢でのα-2-δサブユニットの発現を検討し、プレガバリン・ガバペンチンの上位中枢における作用発現機序を検討した。免疫染色の結果から、青斑核ではα-2-δサブユニットが発現しておらず、青斑核に接するように発現していることを見出した。今回の結果からは、このα-2-δサブユニットが青斑核におけるプレガバリン・ガバペンチンの鎮痛効果は、青斑核に対する直接の効果ではないことが示唆された。
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