研究課題
基盤研究(C)
AMPキナーゼは、細胞内AMP濃度の上昇によって活性化し、グルコースや脂肪酸の利用、遺伝子発現、タンパク合成など多様な生理機能に関与し、細胞のエネルギー恒常性の最上位の調節因子として重要な役割を担っている。一方、TRPチャネルは感覚神経に存在する痛みの受容に関わる重要なセンサータンパクとして知られている。本研究では一次感覚神経におけるAMPKの活性化によるTRPチャネルの機能調節に着目し、疼痛発症におけるAMPKの役割と、その疼痛制御の分子機構を解明した。
Pain Research