研究代表者(真田)らは既に骨,関節,筋肉の形態および動態情報による運動機能の簡便な評価法の開発研究を進めてきた.本研究では,さらにコンピュータのリアルタイム画像解析によって,被検者による撮影部位(手関節,頭頸部)の適切な位置合わせと運動を誘導しながら撮像する方法を開発した. すなわち,一般初期X線画像検査において,極めて簡便に精度よく骨格系の運動機能を診断できるコンピュータ支援による撮像ナビゲーションシステムを開発した.今後,人工知能とロボティクスの応用により,被検者自身またはロボティクスによるセルフイメージングや自動イメージングへの展開も期待できる.
|