PET撮像による画像データのみから定量機能画像を計算するため入力関数を推定する方法開発を行った。このためPET検査データから得られる組織カーブおよび移行定数パラメータにより入力関数を数式表現し、表現した入力関数が脳領域によらず一致するという条件に基づき最適化法を適用して未知の移行定数パラメータを求め入力関数を得た。脳血流検査データおよび迅速脳血流検査データに適用し、入力関数は動脈採血による方法と妥当な範囲で一致が見られた。脳血流、酸素摂取率および酸素代謝量の差は10%以下であった。上より、本開発法によりPETによる脳血流・酸素代謝検査を非侵襲化する可能性がされた。
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