鳥取県の初発肝細胞がん(HCC)651名の原因は、B型肝炎ウイルス(HBV)20.0%、HCV 36.3%、非アルコール性非B非C型(NBNC) 24.4%、アルコール性NBNC 19.0%だった。精度が低いCTでの診断が121例(18.6%)含まれ、IVR 211例(32.4%)、ソラフェニブ13例(2.0%)、無治療も106例(16.3%)あった。非アルコール性NBNCは生活習慣病合併率が高かった。HCC高危険群のサーベイランス遵守率は、HBV 35.4%、HCV 49.2%と低く、逸脱原因は、HBV・HCV陽性の非認識や未受診、医師のサーベイランス非遵守だった。
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