研究実績の概要 |
ほぼ計画どおり進捗している。 横断調査: 今回の研究経費の期間以前 (H20.10~H25.3) に収集した対象者5,547名 (重複者除く) の資料/データを横断研究として解析し、その結果を学会で報告した (下記)。 追跡調査: 1) 上記の5,547名は全員がH28.3までに収集から満3年を迎えた。このうち、郵送追跡調査への同意があり、研究の条件を満たす3,354名 (今回の研究経費の期間以前に満3年を迎えた2,046名を含む) に郵送による追跡問診調査を実施し、H28.3末までに以前からの累計で1,548名から回答を得た。 2) 7年後の郵送追跡調査を開始した。5,547名のうち、収集から満7年を迎え、条件を満たす321名に郵送による追跡問診調査を実施し、H28.3末までに131名から回答を得た。 3) 収集から満1年以上を経過した対象者の追跡健診成績はH27.12末までの資料を収集した。 学会発表: 横断調査結果の一部として、「子育て期女性の就労と家事の相互健康影響:baseline data 3-有配偶者のGHQ12-score」を第88回日本産業衛生学会 (2015.5.15 大阪) で、「子育て期女性の就労と家事の相互健康影響:baseline data 4-有配偶者の疲労感 、第74回日本公衆衛生学会 (2015.11.4 長崎) で報告した。就労時間が長いとGHQ12-scoreが高く、疲労感が強いこと、一方、子育てとGHQ12-scoreや疲労感との関連は明確ではないことなどを示した。 その他: 現在の郵送追跡調査に用いている依頼書や問診票、これまでの研究経過や学会発表、さらに今後の経過などを所属教室HP (http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/kouei.dir/moku%20sinkou.html) に順次公開している。
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