骨芽・皮膚細胞の機能維持に必要な栄養因子を検索している。今回は、安価かつ容易に摂取できる大豆食品から得られるgenisteinと肉や卵、乳製品に含まれるmenaquinone-4(MK-4)の共同作用について報告する。骨芽細胞様MC3T3-E1細胞に1μMのgenisteinと24時間培養下、miroarray上で発現上昇するmRNAsを選別した。genistein+MK-4の組合せでRT-qPCRで細胞接着因子であるCHADと骨のALPが反応し、蛋白レベルを測定したところ,蛋白活性のみならず、各細胞の形態を紡錘形・卵形へ変化させた。これら栄養因子が骨芽細胞の機能活性に有用であることを示した。
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