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2016 年度 研究成果報告書

塩素系有機溶剤の体内代謝と遺伝毒性発現の関係についての研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26460817
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所

研究代表者

王 瑞生  独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 産業毒性・生体影響研究グループ, 部長 (10321895)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード職業性胆管癌 / 1,2-ジクロロプロパン / 遺伝毒性 / 代謝活性化
研究成果の概要

実験動物やヒト由来培養細胞を用いて1,2-ジクロロプロパン(DCP)DNA損傷性の有無及びその誘発機序を検討した。DCP暴露後にDNA損傷が誘発され、またCYP2E1などの酵素がその代謝活性化と遺伝毒性の発現に関与していることが判明した。中間代謝物であるmethyl glyoxal(MG)が胆汁から高濃度で検出され、DNA損傷を誘発することが確認された。活性酸素種濃度もDCP暴露に伴って上昇した。一連の検討からDCPは体内でCYP2E1などの酵素の触媒で代謝され、MGなどの活性中間代謝物による遺伝毒性や酸化代謝からの活性酸素種によるDNA損傷がDCPによる職業性胆管癌を誘発すると考えられる。

自由記述の分野

産業衛生

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公開日: 2018-03-22  

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