本研究では、医学知識習得を目的としてCMに月1回、通年の系統的医学教育を受講して頂いたが、教育前後でCMが業務で扱う医療問題(疾患、老年症候)は増えず、CMと医療職との連携頻度も増えなかった。また、他の調査からは薬剤師や栄養士と連携するCMは、多くの疾患や老年症候を扱っている可能性が示され、地域包括ケアシステムの中での医療問題(疾患、老年症候)教育にCMと薬剤師や栄養士が緊密に連携することが有効である可能性が考察された。また、他の調査ではデイサービス(DS)を併設する事業所で活動するCMは多くの老年症候を扱う可能性が示され、DSは教育実習の場として有効である可能性が考察された。
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