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2018 年度 研究成果報告書

地域高齢者の健康格差と主観的健康感に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26460835
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関広島国際大学 (2017-2018)
愛媛大学 (2014-2016)

研究代表者

山内 加奈子  広島国際大学, 心理学部, 助教 (20510283)

研究分担者 丸山 広達  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
加藤 匡宏  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60325363)
斉藤 功  大分大学, 医学部, 教授 (90253781)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード主観的健康感 / 地域高齢者 / 健康格差
研究成果の概要

2016年に愛媛県東温市において65歳以上を対象に悉皆調査を行った。高齢者10,145人を対象に「高齢者総合健康調査」を実施し,6,947人(回答率:68.5%)から回答を得た。身体,精神,社会的側面を含め主として主観的健康感について検討した。
対象地域を21の地区別でみた場合,主観的健康感の高群が最も多い割合の地区で47.1%,最も少ない割合の地区で26.4%であった。ただし,主観的健康感の高群地区の方が低群地区より有意に年齢が高かった。この地区別の分析をマッピングすると,新興住宅街よりも既存宅地に居住する高齢者の方が高い主観的健康感であることが明らかとなった。

自由記述の分野

心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに行われてきた主観的健康感の研究は,特定の団体の調査からその団体の特性を明らかにすることが中心であった。しかし,主観的健康感の地域内の格差に重点を置いた研究はまだ少なかった。
本調査の結果では,近隣に市役所や健康センターがある地区や旧道付近では主観的健康感が高く,そうでない地区では主観的健康感が低かった。つまり,新興住宅街よりも既存宅地に住む高齢者が多く住む地区の方が主観的健康感は高く,地域の繋がりが健康感に影響している可能性が明らかとなった。
これらの結果より,対象地域の行政とともに地区別に求められるものを共有して効率的な施策を提案することが可能になると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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