研究成果の概要 |
行動性睡眠不足症候群の患児は、攻撃性の高まり、注意・集中力・意欲の低下、落ち着きのなさ、協調不全といったADHDと類似した症状を呈することがある。本研究は、特に、睡眠時無呼吸障害に着目し、それが原因となってADHD様の行動を取る子供について調査を実施した。 2014年10月にM市に在籍する全小学生を対象とし、約90%の24,296名から回答を得た。うち、不完全な回答等を除き、17,769名のデータを解析し、短い睡眠時間と肥満の関連、および、短い睡眠時間とSDB(Sleep-disordered breathing)が問題行動と関連があることが明らかとなった。
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