研究課題
基盤研究(C)
乳幼児における貧血は小児科診療の場等で比較的よく認められる疾患であり、鉄欠乏性貧血が続くと精神・運動発達が遅れるという報告もある。そこで(1)母の妊娠中の状況と乳幼児の貧血発症との関連を明らかにする、(2)乳幼児の貧血が児の発達に与える影響を明らかにする、の2つを目的に研究を実施した。妊娠期間中の母の貧血の有無と乳児期の児の貧血との間にやや関連が認められた。乳児後期、1歳6ヶ月健診時の貧血の有無と3歳児の発達との間にはいずれの項目においても有意な関連は認められなかった。
公衆衛生学、衛生学、母子保健、健康教育