研究課題
基盤研究(C)
慢性疾患患者を中心として、残薬や服薬意志(アドヒアランス)の低下が問題となっている。本研究では、海外で確立された服薬アドヒアランス尺度ではMoriskyらの尺度が有用であることが示唆された。また、服薬アドヒアランスには、医療職の関わりよりも、自己効力感を始めとした、患者の意識を変容させることが重要であることが量的研究からも示された。よって、医薬分業においても、医療者が薬物療法に強く介入するよりも、患者の意識にアプローチすることで、残薬の解消につながることが示唆された。
地域医療学