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2018 年度 研究成果報告書

レビー小体関連変性疾患の呼吸感覚モダリティー解明と、誤嚥性肺炎発症の連関

研究課題

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研究課題/領域番号 26460899
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関杏林大学 (2016-2018)
東北大学 (2014-2015)

研究代表者

海老原 孝枝  杏林大学, 医学部, 准教授 (30396478)

研究分担者 海老原 覚  東邦大学, 医学部, 教授 (90323013)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード咳衝動 / 咳反射 / レビー小体型認知症 / アルツハイマー型認知症 / 肺炎
研究成果の概要

咳衝動(Urge-to-cough:UTC)は、従来の咳調節機構に加え、大脳皮質の関与を示唆した概念である。高齢者(若年者との比較)および誤嚥性肺炎発症高齢者のUTC低下(Cough 2008 & 2011)、パーキンソン病の、咳感受性と咳フローの低下を示してきた(Chest 2006)。しかし、レビー小体型認知症(DLB)の咳嗽の調査報告はない。そこで、今回、DLBの咳感受性および衝動について、アルツハイマー病(AD),健常高齢者(CON)と比較調査において、DLB高齢者は、ADあるいは 健常高齢者と比較して、咳反射感受性が低下しており、UTC閾値が高く、UTC変化度が小さい傾向があった。

自由記述の分野

老年医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知症の代表疾患の一つであるアルツハイマ―型認知症や健常高齢者と比較して、レビー小体型認知症における咳衝動と咳反射が低下していることは、本人が認知症であることも相まって、肺炎発症の診断のタイミングが遅れる、あるいは、診断したときには、すでに重症である危険性を示唆する根拠となると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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