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2016 年度 実施状況報告書

高齢者糖尿病患者におけるクローズドループを用いた新規血糖制御モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 26460927
研究機関藍野大学

研究代表者

山本 直宗  藍野大学, 公私立大学の部局等, 臨床准教授 (00454546)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード糖尿病 / クローズドループ / 血糖予測
研究実績の概要

昨年、ELISAによるグルカゴン測定系のアッセイが完了し、取得検体のメグルカゴン濃度の測定が完了し、現在、食後血糖のアルゴリズムパターンの作成に着手中である。
現在、実際データと予測式の精度はR2=0.34程度の精度で、まだ私たちが以前発表した強化療法中のインスリン患者の血糖時系列データの精度より精度が低いデータである。現在、マルチフラクタルの新規のアルゴリズムでグルカゴンの濃度を考慮した新しい予測式を作成中であり本年度中に完成する予定である。

また、本年度より以前より使用していたデバイスより簡便な新規の血糖測定装置(フリースタイルリブレR)が導入できたため、データの数を増やすことが可能であり可能な限りデータ数を増加してより血糖予測の精度を上げる方針である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

グルカゴンのデータが当初の予測より大きくばらつきがあり、アルゴリズムの作成にあたり精度が低下しているため、現在その制度を上げるために新しいマルチフラクタル解析のアルゴリズムの導入を行っているため。具体的にはグルカゴンデータの対数化を行い、そのばらつきを小さくしたうえでのアルゴリズムを作成中である。

今後の研究の推進方策

現在、ばらつきが大きいため、グルカゴンの値を対数化を行い、ばらつきを小さくしたうえで重みづけを小さくしたアルゴリズムを用いている。また、測定条件の見直しを行い、上記で述べた新しい血糖測定器の導入により、よりスムーズにデータ取得が可能となったため、データ数を増やして精度を上げていく方針である。

次年度使用額が生じた理由

本年度は国際学会発表を行わなかったため旅費の使用がなかったため差が生じました。

次年度使用額の使用計画

今後は、ついか事件の物品費、論文の作成費、国際学会発表のための旅費に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] A Case of Insulinoma Manifesting Hyperinsulinemia after discontinues Quetiapine in elderly patient with delirium.2017

    • 著者名/発表者名
      Yamamoto N, et al.
    • 雑誌名

      Geriatrics & Gerontology International

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.1111/ggi.12967

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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