研究課題
基盤研究(C)
本研究は、膵癌神経浸潤部での腫瘍細胞由来IL-6が疼痛や悪液質の原因となることを立証するために計画された。膵癌神経浸潤マウスモデルの特徴は、体重減少、異痛、腫瘍由来IL-6量の増加であった。次に、shIL-6 shRNA Capan-1クローンを用いて作製した神経浸潤マウスモデルでは明瞭な体重減少を認めず、神経浸潤が抑制されていた。よって、腫瘍由来IL-6は神経浸潤および神経浸潤による悪液質等の症状悪化に関わると考えられた。
緩和医療