• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

消化管ホルモン受容体相互連関および機能発現の解析

研究課題

研究課題/領域番号 26460939
研究機関愛媛大学

研究代表者

松浦 文三  愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 寄附講座教授 (80284420)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードモチリン受容体 / グレリン受容体 / 受容体活性化機構 / 受容体脱感作機構
研究実績の概要

生活習慣病や化学療法などに伴う消化管運動機能異常は重要な臨床課題の一つであり,モチリン受容体(MLNR)やグレリン受容体(GHSR)作動性物質の開発およびその臨床応用が期待されている。申請者は,平成12年から,MLNR,GHSRにおけるリガンド結合の分子機構の解析とin vivoにおける両受容体の生理機能の解析を継続して研究している。本研究課題は,蛍光蛋白標識MLNRを用いて受容体活性化機構,脱感作機構を明らかにするとともに,ヒトMLNRトランスジェニックマウスを用いて,生体における中枢神経系と消化管との臓器連関,MLNRとGHSRの相互連関を明らかにすることを目的としている。
平成26年度は,① pFN21KSPcにHalo-Tag標識MLNRを導入したplasmidおよびpEGFPにEGFP標識MLNRを導入したplasmidを作成した。② Halo-Tag標識MLNR持続発現CHO細胞株およびEGFP標識MLNR持続発現CHO細胞株を樹立した。以上から,MLNRの細胞内移行,脱感作機構の解析の準備が整った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

蛍光蛋白標識受容体持続発現CHO細胞株の樹立に時間を費やしたため,生体におけるMLNRの相互連関の解析,MLNRとGHSRの相互連関の解析が遅れている。

今後の研究の推進方策

平成27年度は,蛍光標識MLNR持続発現CHO細胞株が樹立したため,リガンド刺激下での受容体細胞内移行,リガンド連続刺激下の脱感作機構の解析を行う予定である。また,当初平成27年度に予定していたCFP導入MLNRとYFP導入MLNRを用いたFRET解析を行う予定である。さらに生体におけるMLNRとGHSRの相互連関の解析も並行して行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

平成26年度の計画のうち,ヒトMLNRトランスジェニックマウスを用いた研究が達成できなかったため,次年度繰越金が生じた。

次年度使用額の使用計画

この繰越金分のヒトMLNRトランスジェニックマウスを用いた研究は平成27年度において実施する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 消化管ホルモン相互連関2014

    • 著者名/発表者名
      松浦文三,栗田ゆきえ,日浅陽一
    • 雑誌名

      愛媛医学

      巻: 33 ページ: 176-179

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [備考] 地域生活習慣病・内分泌学講座

    • URL

      http://www.m.ehime-u.ac.jp/data/course/list_detail.php?id=201100000071

URL: 

公開日: 2016-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi