研究課題/領域番号 |
26460951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
菊池 由宣 東邦大学, 医学部, 講師 (20408769)
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研究分担者 |
島田 英昭 東邦大学, 医学部, 教授 (20292691)
五十嵐 良典 東邦大学, 医学部, 教授 (50212741)
名波 竜規 東邦大学, 医学部, 助教 (90385831)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 胃癌 / thymidine phosphorylase / Capecitabine / 血小板数 / ELISA / 免疫組織学的染色 |
研究成果の概要 |
胃癌患者77人を症例集積した。治療前の血清TPを酵素結合免疫吸着検定法により測定し、血小板数、性別、年齢、腫瘍病期および組織学的等級、ならびに外科的に切除された組織標本の免疫反応性を含む患者の特徴を記録した。結果として血清TPレベルは低分化型および印環細胞腺癌の方が分化型胃癌より有意に高かった。一方、TP発現は、高分化型および中分化型腺癌細胞内で観察されたが、低分化型腺癌および印環細胞癌では著しく弱かった。統計的に有意差はなかったが、癌組織において高いTP発現および血小板数の高値は予後不良因子であった。 TP発現は血清TPレベルと相関していなかったが、血小板数とわずかに相関していた。
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自由記述の分野 |
消化器
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胃癌組織でのTP発現は血清TP値よりも血小板数と関連性があることが示された。したがって、胃癌患者における血小板数とカペシタビン治療効果との関係を評価するためには今後、より多くの患者を評価する必要がある。
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