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2014 年度 実施状況報告書

バレット食道におけるバレット腺癌リスクマーカーの検討

研究課題

研究課題/領域番号 26460954
研究機関川崎医科大学

研究代表者

塩谷 昭子  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (80275354)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードバレット食道 / 網羅的遺伝子発現解析 / バレット腺癌
研究実績の概要

これまでにNarrow Band Imaging(NBI)拡大内視鏡観察下に、バレット上皮よりブラッシング法および生検法により、バレット上皮あるいはバレット腺癌のリスクマーカーに関する網羅的遺伝子発現の検討を行い、CD55 遺伝子を特定し、結果を論文にまとめ投稿し現在、査読後の論文改定中である。今回、米国メーヨクリニックフロリダMichael B Wallace医師の協力により研究協力施設での倫理委員会の承認後に、対照群:バレット上皮の長さが全周性に3cmを超えるバレット食道(long segment Barrett esophagus; LSBE)あるいは3cm未満のバレット食道(short segment Barrett esophagus;SSBE)を有する対照患者およびバレット腺癌群:SSBEあるいはLSBEを有するバレット腺癌患者のバレット上皮よりブラッシング検体の採取を行っている。すでに109例の検体採取を終えている。米国の検体(対照群のLSBE5例とSSBE5例のバレット上皮およびEAC群のLSBE5例とSSBE5例のバレット上皮部および癌部のブラッシングの検体 計30検体)についてもGeneChip、Human Genome U133 plus 2.0 Arrayでのデータを取得し、現在、そのデータの解析を行っている。解析後にこれまで採取した検体を用いて、validationを行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

米国の検体採取が順調にすすみ、100検体を超える検査体が採取され、Human Genome U133 plus 2.0 Arrayの実験をすでに終えているため。今後vlidationを行い、米国人におけるバレット腺癌のリスクマーカーについて同定できる可能性が高いため。

今後の研究の推進方策

米国の検体採取の対象患者に、LSBE患者が不足しているためさらに症例を追加する予定。バレット腺癌の本邦の症例の集積が進んでいないため国内の研究協力施設に再度依頼し、症例集積の推進を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] H. pylori除菌後バレット上皮における胃・腸型形質発現2015

    • 著者名/発表者名
      村尾 高久、塩谷昭子、春間 賢
    • 学会等名
      日本消化管学会
    • 発表場所
      京王プラザホテル 東京
    • 年月日
      2015-02-13 – 2015-02-14

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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