研究課題
基盤研究(C)
米国人の検体を用いて、Long Segment Barrett's Esophagus(LSBE)および食道腺癌(EAC)発症に関連する遺伝子をマイクロアレイ解析により同定した。次に日本人の患者検体を用いて特定された遺伝子について遺伝子発現量を検討した。SERPINB7の過剰発現およびSCNN1Bの低発現が米国人同様、日本人のLSBEにおいても認められた。さらにEAC背景のBEにおいてもコントロール群のSSBEと比較して同様に遺伝子発現の差を認めた。日本人においてもSERPINB7がBEの伸長に関与しており、SCNN1Bが発癌の危険因子のバイオマーカーとして、有用である可能性が考えられた。
医歯薬学