• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

アリル特異的DNAメチル化解析による炎症性腸疾患感受性遺伝子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 26460959
研究機関東北大学

研究代表者

木内 喜孝  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (20250780)

研究分担者 角田 洋一  東北大学, 大学病院, 助教 (50509205)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードエピゲノム / アリル特異的DNAメチル化 / 炎症性腸疾患 / 疾患感受性遺伝子
研究実績の概要

炎症性腸疾患はその発症に遺伝要因と環境因子が関与する多因子疾患である。その遺伝因子を同定するため本申請者を含む多数の施設からゲノムワイド関連解析(GWAS)が報告され、既にゲノムの163領域に疾患感受性領域が同定されている。しかし相関を示すゲノム変異のほとんどはタンパクをコードしていない領域に存在し、疾患を発症させるメカニズムが未解明のままであり、感受性遺伝子の確定もできていない。本申請者らは疾患感受性領域に存在するゲノム変異が近傍のエピゲノム変化を引き起こし、遺伝子発現に影響を与え、疾患発症を引き起こすと考えた。そこで、①163疾患感受性領域を中心にゲノム変異特異的(アリル特異的)にエピゲノム変化(主にDNAメチレーション)が認められるかどうか、②ゲノム変異特異的(アリル特異的)に近傍遺伝子発現変化を認めるかどうか、③ゲノム変異特異的エピゲノム変化が発現に影響を与えるかプロモーターアッセイにて確認することを目的とした。遺伝子解析を含む研究に同意を文書で取得した活動期クローン病 12例、活動期潰瘍性大腸炎5例から細胞を採取し、さらに詳細に分画した(CD4 memory T cell, CD4 naive T cell, monocyte/macrophage,およびLPMCから調製したmyeloid and plasmacytoid dendritic cell).その後、DNA,RNAを調製し保存した。そのサンプルを用いて、現在アリル特異的メチル化部位を検索中である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究の進展は、予定通りである.

今後の研究の推進方策

特に推進方策に変更はない.

次年度使用額が生じた理由

予定消耗品の購入が次年度にわずかにずれただけであり、研究の進行は予定通りである.

次年度使用額の使用計画

次年度から持ち越された予算を含めて、予定通り使用する計画である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] DNA methylation profiles of CD4+ effector memory T cells show distinct differences between Crohn’s disease and ulcerative colitis2015

    • 著者名/発表者名
      Katsunori Matsushita
    • 学会等名
      Digestive Disease Week 2015
    • 発表場所
      Washington Convention Center in Washington, DC in USA
    • 年月日
      2015-05-18 – 2015-05-18

URL: 

公開日: 2016-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi