研究課題
基盤研究(C)
代表的な大腸癌細胞株であるCaco2、HCT116においてsiRNAによるCdh1の抑制を行った。これらの細胞とコントロール細胞からRNAを抽出し、cDNAアレイ解析を行った結果、1.5倍以上発現に変化が認められた4891遺伝子が抽出された。さらにGSEAを用いた解析により、有意に変動した遺伝子候補を17個同定した。その中でも変化の大きかった遺伝子群として、Wntシグナル経路が抽出された。Cdh1が大腸癌においてWntシグナル経路を介して細胞骨格、細胞運動を調節する可能性が示唆された。
消化器内科