研究課題
平成27年度は計画通り研究を進めることができた。一次標準化学療法を施行された進行大腸癌患者についての免疫応答解析については、すでに解析を終了し、標準化学療法の臨床効果に宿主の免疫状態が関連することを明らかにし、国際学会発表及び論文投稿を終え、アクセプトを得て現在in pressとなっている。標準化学療法を施行された進行胃癌に患者ついても、予定通り免疫応答解析を進め、すでに国際学会の発表を終え、現在、論文投稿準備中である。平成28年度は本研究を総括し、今後の研究課題を明確にしてさらに研究を継続していく予定である。癌種や化学療法の内容によっては化学療法の効果と宿主の治療前の免疫状態が関連することが明らかになっったため、今後、がん免疫療法の併用療法を考えていく上で宿主の免疫状態を解析し解明していくことがますます重要になってくると考えられる。
1: 当初の計画以上に進展している
予定症例の集積を終え、進行大腸がんについての解析は国際雑誌に論文の投稿も終了し、すでにアクセプトされているため、順調に研究すすんでいると考える。進行胃癌についても、研究が2年経過した時点ですでに論文の投稿準備に入っている。
最終年度の平成28年度は、標準化学療法を化学療法を施行された進行胃癌患者についての論文を投稿する。また、本研究によって得られた知見を総括し、次年度以降に向けてさらに発展的な研究を計画し、次年度の科研費にも応募させていただく予定である。
本研究で使用する試薬(物品費)を購入するには不足する金額であったため次年度に繰り越すこととした。
本研究に必要な試薬(物品費)に使用する予定である。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
Cancer Immunology Research
巻: In Press ページ: In press
soon decided