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2016 年度 実績報告書

肝癌発症予防を目的とした肝癌関連分子MICAの小分子核酸による発現制御法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26460984
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 雅哉  東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (30722665)

研究分担者 大塚 基之  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90518945)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード自然免疫 / 癌 / NKG2D
研究実績の概要

臨床的に肝癌は発症の高危険群が設定しやすい癌であるが、本申請では、これまで申請者らがゲノムワイドアソシエーションスタディ(GWAS)で同定した肝癌発症感受性遺伝子MICAの発現を制御することにより高危険群からの肝癌発症を予防する方法を開発する。MICA遺伝子の一塩基多型に対応する血清MICAタンパクの多寡が、慢性C型肝炎からの肝癌発症に関与することを我々は報告したが、その後の解析によってMICAタンパクの発現量は、転写後調節に大きく依存していることを確認している。
そこで今年度は ゲノム編集の手法を用いて MICA promoter領域にCas9と融合した転写活性化因子を近づけることで MICA の転写を増やすことができないかを検討し、至適条件を決定し実際に蛋白量の増加をさせることに成功した。これにより、コンストラクトの導入という難点はあるが、自在にMICAの転写量は制御できる可能性が開かれ、自然面系系を介した発癌予防・治療のひとつの方策になる可能性が示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Transcriptional activation of the MICA gene with an engineered CRISPR-Cas9 System2017

    • 著者名/発表者名
      1.Sekiba K, Yamagami M, #Otsuka M, Suzuki T, Kishikawa T, Ishibashi R, Ohno M, Sato M, Koike K.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun.

      巻: 486 ページ: 521-525

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2017.03.076.

    • 査読あり / 謝辞記載あり

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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