当研究者らは、ゲノムワイドアソシエーションスタディ(GWAS)解析で、1394例のC型肝炎罹患者と5486例の非感染者のサンプルを用いてC型肝炎感染から肝臓癌を発生しやすい宿主因子としてMICA遺伝子の上流に位置するSNPを 同定し報告した(Nat Genet. 2011)。本研究ではmicroRNA25-106クラスターに由来するmicroRNAがMICA遺伝子の発現量を負に制御しうることを同定した。また、CRISPR-Cas9系を用いて Cas9に VP16の転写活性化ドメインを融合した蛋白を用いた遺伝子編集手法の応用によってMICA遺伝子座からの転写を10倍以上高めることに成功した。
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