研究実績の概要 |
①核酸-SPG 複合体によるクッパー細胞特異的なDDS化siRNAの作成:本方法論はすでに当方で確立して稼働している。 ②NASHモデルの作成と組織学的検討:NASHモデルはコリン欠乏食マウスを用いた。1)対照群と比較して、マクロファージの浸潤、脂肪化、線維化が見られNASHモデルを確立した。2) インフラマゾームの活性化はNLRP3, NLRP1, ASC, AIMS, caspase-1のWestern blotで検討し、インフラマゾーム活性化が起こっていることを確認した。3)当初に予定では、NASHモデルからクッパー細胞を採取して、各種の遺伝子発現の検討を行うこととしていた。本年は予備実験として、正常マウスからクッパー細胞ゐを分離してLPSで刺激して、各種の遺伝子発現を確認した。又、同様にマウスマクロファージ細胞株 RAW264.7細胞を用いてLPSで刺激して各種サイトカインの発現を検討した。4)3)に引き続き、遺伝子発現を抑制するsiRNAを作成して活性化したクッパー細胞、マクロファージ細胞株をノックダウンするsiRNA 配列を検討した。その結果、NLRP3, IL-b, TNF-a, MCP-1など特異的なsiRNAを選定した。5)現在siRNA-SPG複合体の作成に進んでいる
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