研究課題
基盤研究(C)
本研究では、マウス非培養脂肪組織由来間質細胞群の細胞分画を解析し、その特性を検討した。また、マウス肝疾患モデルを用いて、肝疾患状態に対する効果を検討した。非培養脂肪組織由来間質細胞群には、約10~20%のCD45陽性細胞が存在した。CD45陽性細胞は、表面抗原発現解析、遺伝子発現より、M2フェノタイプマクロファージ様の特性を有することを明らかとした。急性肝炎マウスに対する非培養脂肪由来間質細胞群、間質細胞群のCD45陽性細胞分画の投与による治療効果を確認した。非培養脂肪組織由来間質細胞群のCD45陽性細胞分画の炎症修飾能における重要性が示唆された。
医歯薬学