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2016 年度 実績報告書

肝細胞Rab11aを介した細胞内輸送の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26461002
研究機関大阪大学

研究代表者

阪森 亮太郎  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10644685)

研究分担者 巽 智秀  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20397699)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードRab11a / 細胞内輸送
研究実績の概要

臓器特異的Rab11aノックアウトマウスとして作成された肝細胞特異的Rab11aノックアウトマウスを用いて、肝細胞におけるRab11aの機能解析を進めている。肝細胞特異的Rab11aノックアウトマウスにおいて、脂肪食負荷により体重や性腺周囲脂肪量はコントロールマウスと比較して差は認めなかったが、肝重量体重比はコントロールマウスと比較し有意に増加を認め、脂肪食負荷による脂肪蓄積が増加していることが示唆された。
一方、腸管上皮細胞特異的Rab11aノックアウトマウスは、腸炎悪化とともにpHH3陽性細胞数の増加にみられる細胞増殖亢進がみられた。またIL-6を始めとする炎症サイトカインやケモカインの発現増加とともにStat3の活性化を認めていた。さらにP65やRelBの発現上昇にみられるNF-kB、MAP kinase経路の活性化もみられた。またこの経路にはRab8は関与していなかった。腸内細菌を認識するTLRそのものをRab11が制御しており、IKKs/NF-kBやMAPK経路を介したIL-6やIL-1βといったサイトカイン産生を制御していることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Rutgers大学(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      Rutgers大学

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公開日: 2018-01-16   更新日: 2022-02-16  

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