研究課題
基盤研究(C)
C型肝炎ウイルス(以下HCV)は宿主の脂質代謝を利用し,自身の増殖や感染の環境を有利にしていることはこれまでに多くの報告がある.脂質代謝に関与するmiRNA-33が,HCVの増殖や感染を抑制することで抗ウイルス効果が期待できるかを検討したが,効果は示されなかった.一方,肝臓内で発現が高いmiRNA-27が非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者で発現が亢進していた.このmiRNA-27がHCV治療終了後の患者の線維化改善のマーカとなりうる可能性が示された.
医師薬学