各細胞株のTTCを作成した。MTT assay法により薬剤指摘濃度を確認した後に樹立したTTCを用いてソラフェニブを添加した。その結果HepG2については約10種類、PLC/PRF/5については約20種類のコロニーがピックアップされた。ゲノムDNAを抽出しソラフェニブ耐性遺伝子の候補遺伝子を同定することが可能であった。DNAを抽出し、トランスポゾンにより挿入された箇所を制限酵素処理にて切り出しDNAを増幅させ、その塩基配列を同定し、遺伝子を同定した。複数の耐性コロニーに共通して出現している遺伝子が幾つか同定され、これが投与薬剤に対する耐性遺伝子候補としてピックアップされた。
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