研究課題/領域番号 |
26461038
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
岡崎 和一 関西医科大学, 医学部, 教授 (70145126)
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研究分担者 |
内田 一茂 関西医科大学, 医学部, 講師 (40411516)
西尾 彰功 関西医科大学, 医学部, 准教授 (50362463)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 自己免疫性膵炎 / 自然免疫 / TLR |
研究実績の概要 |
(1)自己免疫性膵炎群,疾患・健常コントロール群(各n=20)の末梢血Breg亜型 (CD19+CD24highCD38high , CD19+CD24highCD27high Breg)のFACS解析を行った。更に(2) 自然免疫系細胞について検討するために、各群患者末梢血から分離した単核球に対して、Polyinosinic:polycytidylic acid (TLR3) 50 ul/ml, LPS(TLR4) 1μl/ml, imiquimod (TLR7) 5 ug/ml, cpG-DNA (TLR9) 5ul/mlで刺激後、TLRs発現(RT-PCR/FACS)とIgG4産生(FACS/ELISA)の解析を行った。今のところ、LPS刺激にて異常反応を確認している。現在まで疾患コントロール群のうちアトピー性皮膚炎患者数が10名足らずなので追加で検索する予定である。 また動物モデルも作成して解析準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
(1)自己免疫性膵炎群,疾患・健常コントロール群(各n=20)の末梢血Breg亜型 (CD19+CD24highCD38high , CD19+CD24highCD27high Breg)のFACS解析を行った。更に(2) 自然免疫系細胞について、現在まで疾患コントロール群のうちアトピー性皮膚炎患者数が10名足らずなので追加で検索する予定である。また動物モデルも作成しており、解析準備中である。
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今後の研究の推進方策 |
活性化好塩基球の検討を進めるとともに、抗原特異的活性化経路の検討についても、IgE/ FcεR1の関与する抗原特異的活性化経路について、CRA1-Bio抗体とCRA2-Bio抗体を用いてIgEとFcεRIの結合量を検討する予定である。 動物モデルではWT,IL-10ノックアウトマウスにTLR3のリガンドであるPolyinosinic:polycytidylic acid (poly I:C)をマウスに免疫して、自己免疫性膵・胆管炎マウスを作成したが、同様に、LPS(TLR4) 2mg/kg, imiquimod (TLR7) 5mg/kg, cpG-DNA (TLR9) 5mg/kgによるモデルを作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験使用予定の遺伝子改変マウス追加購入が海外発注のため年度内使用が困難になり、次年度購入予定となったため。
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次年度使用額の使用計画 |
IL-10 ノックアウトマウスを追加で海外発注する。
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