研究課題
国内31施設より100症例を集積した。病理中央判定で30症例はWHO2010分類でNEC以外と診断し、70症例で解析を行った。70例中、31例がsmall cell NEC (SCNEC)、18例がlarge cell NEC (LCNEC)、21例がNET-G3であった。KRAS変異はSCNEC, LCNEC, NET-G3で各々48%, 50%, 0%、Rb免疫染色異常を59%, 47%, 0%に認めた。プラチナベース化学療法レジメンに対する奏効率は60%, 44%, 0%であった。以上の結果より、NET-G3とPDNEC (SCNECおよびLCNEC)の鑑別にはKRAS変異とRbの免疫染色が有用であり、プラチナベース化学療法レジメンに対する奏効を予測する可能性も示唆された。
3: やや遅れている
liquid biopsyの研究の開始が遅れている。
平成28年度には膵をはじめとする消化器臓器原発NECのliquid biopsyの可能性について研究を進める。また病理検体を用いたバイオマーカー研究については論文による公表を目指す。
liquid biopsyに関する研究の開始が遅れているため。
平成28年度においてはliquid biopsyに関する研究を開始する計画である。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件)
J Gastroenterol
巻: [Epub ahead of print] ページ: in press
10.1007/s00535-016-1164-6