潰瘍性大腸炎の合併症のうちcolitis-associated cancer and dysplasia (CC/D)は予後に大きく関与する.内視鏡による早期発見が重要であるが,未だに確立された方法はない.すでに動物モデルで腫瘍親和性物質である5-aminolevulinic acid (5-ALA)を利用し腫瘍検出に有用であったことを報告した.そこで本研究では,この5-ALAを使用した蛍光内視鏡(AFE)を行うことによるCC/D発見の有用性について検討したところ,5-ALAを利用したAFE観察がCC/D検出に有用であることを示した.
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