研究課題
基盤研究(C)
徐脈頻脈症候群を合併する心房細動症例の半数は、電気生理的検査で洞結節機能低下が認められた。一方、洞結節機能低下を認めた症例と認めなかった症例において左房のリモデリングに関しては差を認めなかった。カテーテルアブレーションによる心臓自律神経叢の修飾をおこなった結果は、術前の検査で顕在化する洞結節機能低下の有無にかかわらず、洞結節機能に影響を与えなかった。心房細動に合併する徐脈頻脈症候群の病態への自律神経叢による影響は少ないと考えられた。
医歯薬学