研究課題
基盤研究(C)
薬剤溶出性ステント(DES)留置後の冠動脈内皮機能障害の経時的変化と慢性期の心機能・臨床転帰への影響を検討した。急性前壁心筋梗塞症例を対象として、梗塞責任冠動脈の内皮機能と左室造影検査を治療2週と6か月後に測定した。当科関連循環器施設との多施設共同レジストリーに登録された4000例以上の症例を追跡し、長期予後を調査した。第2世代DESは第1世代に比べて2週後の内皮機能障害が軽度で、6カ月後の回復も良好であった。長期予後に関しては、観察期間が十分でなかったため調査継続中である。
虚血性心疾患