終夜睡眠ポリソムノグラフィ検査でSASと診断された患者39名(男性25名、女性14名)を対象とし、血液検査結果の解析を行った。 靭帯石灰化に関する過去の報告と同様、無機質代謝やアルカリフォスファターゼには、顕著な異常は認められなかった。靭帯骨化症に関連するとされるレプチン濃度は、男性で2.0~26.8ng/ml、女性で3.8~34.8ng/mlに分布し、39名中9名(男性5名、女性4名)が異常な高値(男性13.0 ng/ml以上、女性21.8 ng/ml以上)を示した。レプチン濃度は、肥満度(BMI)と正の相関が認められ、加えて、SAS重症度(AHI)との間にも正の相関が認められた。
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