研究課題
本研究は、肺動脈性肺高血圧症例の肺血管障害や右心負荷の程度をFDG-PET/CTを用いて定量評価し、肺血管拡張療法の治療効果を肺血行動態も含めて評価する。肺血管障害や右心負荷の程度をFDG-PET/CTを用いて非侵襲的に繰り返して定量評価することで、病勢を把握し、治療に反映させることを目的としている。平成26年度は、肺血行動態を評価する肺高血圧症とコントロールとして非肺高血圧症を対象に研究に登録し、FDG-PET/CT検査を施行した。申請計画書にしたがって肺野と右室のFDG集積を評価し、肺高血圧症では非肺高血圧症例と比べて、肺野と右室のFDG集積が高い傾向にあった。本年度は非肺高血圧症の登録が少なく、今後、登録を進めて行く予定である。また、初回の肺血行動態を評価した後に肺血管拡張薬を行い、4~6か月後の治療効果の確認のために肺血行動態を評価、同時期にFDG-PET/CT検査を再検するが、治療後の評価が進んでいる状況である。
2: おおむね順調に進展している
肺高血圧症の登録とFDG-PET/CTの解析は、順調に研究が遂行できている。非肺高血圧症の登録については、順次、進めて行く予定である。
非肺高血圧症の登録と治療後の評価を進め、バイオマーカーの検討についても着手して行く予定である。
物品購入費の残高
翌年度物品購入費として使用予定
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 8件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 5件) 図書 (1件)
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