研究課題
基盤研究(C)
VEGF-固定ステント長期留置モデルにおいて、ステント表面は新生内膜で完全に被覆されていた。また、ステント周囲には炎症細胞はわずかで、新規の平滑筋細胞の増殖を認めていることから、血管修復反応は終了していると考えられた。新生内膜の増殖の抑制効果については、既存の薬剤溶出性ステントと比較して新生内膜の増殖は有意に抑制されていた。短期モデルおいて、ステント表面はすでに新生内膜で被覆されていることが確認された。留置後早期に新生内膜の増殖を認め、抗血小板薬の内服期間の短縮化が期待されると考えられた。
循環器内科