研究実績の概要 |
安定同位体(コレステロール(25,26,26,26,27,27,27)-D7 )を用いて、HDLによるコレステロール引き抜き能を評価するアッセイ系の確立を進めている。現在、測定濃度の希釈直線性やデータの安定性などの評価を行っているところである。安定した測定値の獲得が確認でき次第、繊維芽細胞あるいは株細胞のマクロファージを用いて、HDLによる引き抜き能について、Cyclodextrinなどのコントロールを対象にアッセイ系の確立に臨む予定である。しかしながらコレステロールの安定同位体には少なくとも23種を超える種類があり、最も効率的で、アッセイの適正化が図れる安定同位体を選択することに時間を要すると考えられる。コレステロール(2,2,3,4,4,6)-D6、コレステロール(2,2,3,4,4,6)-D6などをはじめ、複数の候補同位体を比較検討し、安定したアッセイ系の確立に努める。尚、安定同位体の測定は、当大学の総合医科学研究センターで稼働する質量分析計を用いて実施する。
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