突然死をもたらす特発性心室細動(IVF)症例で、セマフォリン3A(SEMA3A)I334V一塩基多型(SNP)が多いことを明らかにしたが、SEMA3AI334Vを有する症例の中でVF発症の有無に貢献するSNPについて、SEMA3A Tag SNPやVFでブルガダ症候群で報告されている遺伝子について検討を行ったが、相互作用を有するSNPは検出できなかった。SEMA3ASNPでブルガダ症候群や心房細動に関与するSNPが明らかになった。I334Vと受容体の結合実験やダイマー形成については差を認めなかった。今後も引き続き検討が必要である。
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