研究課題/領域番号 |
26461175
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
木下 一郎 北海道大学, 医学研究科, 准教授 (40343008)
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連携研究者 |
地主 将久 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (40318085)
秋田 弘俊 北海道大学, 医学研究科, 教授 (70222528)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 肺癌 / ヒストン修飾 / 癌幹細胞 / EZH2 / DZNep / HDAC / SAHA / side population |
研究成果の概要 |
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)抵抗性非小細胞肺癌(NSCLC)細胞H1975において、1%のside population細胞を分取し、造腫瘍能の増強、幹細胞マーカーとヒストンH3K27トリメチル化酵素EZH2の発現上昇を認めた。EZH2が肺癌の癌幹細胞の維持に関わる可能性が示唆された。EZH2 とヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の同時阻害はNSCLCの相乗的な細胞増殖抑制、EGFRシグナル経路の抑制、H1975移植マウスモデルでの高い抗腫瘍効果を示した。幹細胞に関連するEZH2とHDACの同時阻害がEGFR-TKI抵抗性肺癌を含むNSCLCの有効な治療法となる可能性がある。
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自由記述の分野 |
腫瘍内科学
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