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2016 年度 研究成果報告書

肺腺癌におけるKRAS変異によるシグナル伝達系への制御機構の解明と治療応用

研究課題

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研究課題/領域番号 26461181
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関群馬大学

研究代表者

砂長 則明  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (70400778)

研究協力者 三浦 陽介  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード非小細胞肺癌 / KRAS遺伝子変異
研究成果の概要

KRAS変異陽性肺腺癌細胞の増殖能はMEK阻害薬により抑制され、この増殖抑制効果はp38阻害薬の同時併用や、RNA干渉によるp38αノックダウンにより増強された。以上より、MEKとp38の同時阻害がKRAS変異陽性肺腺癌に対する有効な治療戦略となる可能性が考えられた。
一方、複数のKRAS変異陽性肺腺癌細胞株においてPD-L1の高発現が認められ、RNA干渉による変異型KRASノックダウンや、MEKやERKの阻害薬により、PD-L1発現が低下することが示された。以上より、肺腺癌において、KRAS変異はMEK-ERKシグナル伝達経路を介してPD-L1発現を正に制御していることが示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学

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公開日: 2018-03-22  

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