C型レクチンによる気管支喘息発症抑制機構の解明

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26461184
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 呼吸器内科学
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 廣瀬 晃一 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (90400887)
• 連携研究者: 鈴木 浩太郎 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (90554634)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: C型レクチン / Dectin-1 / Dectin-2 / アレルギー性気道炎症 / Th2細胞 / Th17細胞

研究成果の概要

気管支喘息の重症度が真菌への感作と相関することが知られているが、Dectin-1、Dectin-2のアレルギー性気道炎症における働きは不明である。我々はDectin-1欠損マウス、Dectin-2欠損マウスを用いてアレルギー性気道炎症におけるDectin-1、Dectin-2の働きを検討した。Dectin-1欠損マウス、Dectin-2欠損マウスでは好酸球性炎症の減弱が認められた。また肺においてDectin-1、Dectin-2はCD11b陽性樹状細胞に発現していた。以上の結果からDectin-1、Dectin-2は樹状細胞を介してアレルギー性気道炎症の増悪に関与していることが示された。

自由記述の分野

アレルギー