研究課題/領域番号 |
26461200
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
高橋 史行 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70327823)
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研究分担者 |
高橋 和久 順天堂大学, 医学部, 教授 (80245711)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 特発性肺線維症 / 上皮間葉転換 |
研究実績の概要 |
特発性肺線維症(Idiopathic pulmonary fibrosis; IPF)は、肺において高度に線維化が進行する原因不明の難治性疾患である。近年、IPFにおける肺線維化の機序に上皮間葉転換 (Epithelial mesenchymal transition; EMT)の重要性が示唆されているが、いまだにEMTを標的とした有効なIPF治療法の開発・臨床応用には至っていない。本研究において我々はEMT阻害作用を有する薬剤Xを同定した。この薬剤はヒト肺胞上皮細胞A549におけるTFGb誘導性EMTを著明に抑制すること、またIn vivoでもブレオマイシン肺線維症モデルマウスにおける肺線維化を著明に抑制することを見出した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
我々はEMT阻害作用を有する薬剤Xを同定し、ヒト肺胞上皮細胞におけるTFGb誘導性EMTを著明に抑制すること、そしてIn vivoでもブレオマイシン肺線維症モデルマウスにおける肺線維化を著明に抑制することを見出している。
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今後の研究の推進方策 |
現在、非活性側鎖にFGビーズを固定した薬剤Xを用いて薬剤標的蛋白分子を解析・同定中である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の予定よりも標的タンパク分子解析などが遅れてしまい、次年度に解析を行うため。
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次年度使用額の使用計画 |
標的タンパク分子解析などに使用予定である。
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