ボーマン嚢上皮特異的発現ベクター (pPEC-rtTA) を構築後、マウス受精卵に注入。8匹のpPEC-rtTA founder mouseが得られたが、activator lineを確立できなかった。そこで成体Podocine-rtTA/TetO-Nogginを使用し、PECsのポドサイト化に関し検討を試みた。Doxの長期投与においても、parietal podocytesは認められなかった。それに対して、近位尿細管障害と間質の浮腫性拡大はより顕著になった。 以上より、胎生期と異なり、成体におけるBMPシグナルの阻害はparietal podocyteを誘導し得ないことが明らかとなった。
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