| 研究課題/領域番号 |
26461261
|
|---|
| 研究機関 | 順天堂大学 |
|---|
研究代表者 |
金口 泰彦 順天堂大学, 医学部, 助教 (30569728)
|
|---|
| 研究分担者 |
富野 康日己 順天堂大学, 医学部, 名誉教授 (60130077)
鈴木 祐介 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70372935)
菅谷 健 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (40381561)
小林 敬 順天堂大学, 医学部, 助教 (70459056)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
| キーワード | 酸化ストレス / 中大脳動脈虚血再灌流 / 腎交感神経 / L-FABP |
|---|
| 研究実績の概要 |
平成26年度香川大学薬理学教室にて指導を受けた、腎交感神経アブレーション手技については、安定的に作成可能な状態であった。しかし自施設での中大脳動脈虚血再灌流による脳梗塞作成が難しく、平成27年度より外部施設へ依頼することとした。腎交感神経アブレーション・sham ope・中大脳動脈虚血再灌流処置前の検体採取については自施設で行い、術後の侵襲が排除された１か月後に外部施設へマウスを移送した。その後中大脳動脈虚血再灌流処置を外部施設で行い、24時間後のサクリファイス時には、本実験の研究協力者が外部施設を訪問し、処置後の各種検体回収を行う方針とした。
平成27年度後半～平成28年度前半において、①WTマウス：腎交感神経アブレーション群、②WTマウス：sham ope群、③L-FABPマウス：腎交感神経アブレーション群、④L-FABPマウス：sham ope群に対しモデルを作成し、検体回収・測定を行った。
①群においては総数12例を作成し、3例のみ梗塞が認められなかったが、②群においては①群と比較し梗塞の作成率が低かった。そのため想定したマウス数よりも多くモデルを作成し、WTマウス(①、②群)は最終的に総数67例を作成した。しかしながらそのうち41例では梗塞が認められず、群による比較を行う以前に脳梗塞巣の安定的作成が難しい状況であった。L-FABPマウスにおいても同様の傾向が認められ、本実験の前提となる脳梗塞巣の安定的な作成が外部施設においても困難であったため、本実験は研究結果を発表・論文化するに至らなかった。
|
