胎生18日目 (E18) に子宮壁外から胎児頭蓋に冷却プローブで傷害を加えた局所皮質異形成モデルを,左前頭葉に1箇所,左前頭葉に2箇所,両側前頭葉に1箇所ずつ,それぞれ7匹づつ作成した.異形成を有するモデルに対し,出生後1日 (P1) から7日 (P7) まで頭皮上左右前頭部に刺激電極を用いて2電極間に短径波双極定電流を与えた.ミオクロニー発作と考えられる発作を生じた個体を確認したところ,P1では両側前頭葉の傷害モデルに有意に出現率が高い結果となったが,P2以降は各群とも出現率が増加し,最終的には差がない結果となった.両側皮質異形成モデルに初期のみミオクロニー発作の閾値が高い傾向となった.
|