研究課題
基盤研究(C)
本課題では将来の新規糖尿病治療法の確立を目指し、その病態に深く関与するグルカゴンの分泌異常について、その発症要因、時期、機序を解明すべく研究を行った。マウスに対し各種栄養素比率を調整した飼育餌の負荷を16週間行ったところ、高蛋白餌摂取マウスでは負荷早期より耐糖能異常、血漿グルカゴン増加を呈し、その病態的意義が示された。また、細胞株を用いてグルカゴン分泌異常の背景機序を分子生物学的に解析し、ブドウ糖による酸化ストレスとインスリンシグナル低下を同定した。
糖尿病